2008年03月11日

現場に問題の本質が隠されている

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 最近どうも現場での生産性が悪くなっているという
ある製造業の会社。社長自身も業務処理の流れに問題
があるように感じている。

 その会社は、大手の下請けのため、数量や商品の形状
はさまざまで、それを小集団のチームでライン作業をお
こなっている。材料倉庫、荷受場から製造ラインを確認
する、現場の整理整頓、社員の作業態度、仕掛品の各
ラインでの滞留状況等、細かな点では改善する必要があ
るものの、大きな問題は感じられない。

 ところが、最後の出荷場で完成在庫がラインをはみ出
し、雑然と積まれている。メーカー主導で生産計画が立
てられ、投入から完成までを短時間でこなさなければな
らず、さらに数量、形状がまちまちであるため、完成品
の管理が大変なようである。

 商品はパレットに積まれ管理されているのであるが、
パレットに赤色のパレットと青色のパレットの2種類が
あった、そこで社長に質問してみると、赤は当日出荷の
商品、青は明日以降に出荷する商品が積まれているとい
うことである。まさに誰が見てもわかる良い管理の仕組
みである。

 ところが、棚の一番上に赤いパレットに積まれた商品
が置いてある。現場の責任者に尋ねると、あの商品は
今日出荷しないという。先ほど社長から、赤は当日出荷、
青は翌日以降と決められていると聞いたことを伝えたと
ころ、「あー、確か昔にそんなことが決まりましたね」
ということであった。その会社の問題はここにあった。
社長が問題としていた業務処理の仕組みに問題があるの
ではなく、「何故そう決めたのか」を現場が重要視せず、
「決めたことが守られない体質」に問題の本質があった。

 これではいくら素晴らしい業務処理の仕組みを導入し
ても成果は出ない。結果や机上では「問題の本質」は見
えてこない。現場に実際に足を運び、自身の目で見てこ
そ見えるものである。現場主義の徹底でもう一度足元を
見つめ直し、問題の本質を見つけ出していただきたい。

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posted by マイケル・J・ウリ坊(ウチヌノ) at 07:36 | 宮崎 | Comment(0) | TrackBack(0) | モチベーションアップ