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ジレンマとトリレンマ
1. ジレンマ(dilemma)とは、
* ある問題に対して、2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも
何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態[1]。
* 哲学・論争などの分野では、前提を受け入れると、2つの選択肢の
導く結論がともに受け入れがたいものになることを示し、議論の相手を
困らせる論法。
2つの選択肢がともに受け入れ難いことを比喩的に表現して「ジレンマ
の角(つの)」と言うことがある(角は2つで、とがっていて不愉快な
ことから)。
選択肢が3つある場合にはトリレンマ(trilemma)と呼ぶ。
* ミュンヒハウゼンのトリレンマ
* 国際金融のトリレンマ - 自由な資本移動、為替の安定、独立した
金融政策の3つをすべて成立させることは出来ない。
たとえば、中国においては、「為替の安定(対米ドル固定)」、
「中央銀行(中国人民銀行)による金融政策の自由度」を確保する
代わりに自由な資本移動を禁じている。また日本や米国では、
「自由な資本移動」と「中銀(日本銀行・FRB)による独立した
金融政策」の代わりに、為替の安定を表向き放棄している(変動為替
相場制)。
いっぽうEU(ユーロ圏)においては、「資本移動(国境・関税などの
経済的障壁の撤廃)」と「単一通貨(ユーロ)の流通」を両立させて
いるが、金融政策は欧州中央銀行(ECB)に握られており、加盟各国が
個別の政策を採ることはできない。
* サービス経済のトリレンマ - 脱工業化が進展すると所得平等、
雇用拡大、均衡財政の3つをすべて成立させることは出来ない。
* 環境問題のトリレンマ - 経済発展、資源・エネルギーの確保、
環境の保全の3つをすべて成立させることは出来ない。