2008年10月04日

アナタの会社は支払えますか?〜過労自殺による損害賠償

1996年3月、東京地方裁判所は大手広告代理店のA社に対し、男性
従業員が自殺したことは、「過度の長時間労働でうつ病になったことが
原因」として、1億2,600万円におよぶ損害賠償の支払を命じた。

※最終的に会社が遺族に支払うことになった賠償金は約1億6,850万円に上がります。


 この判決は、過労自殺について会社の責任を認めたことと、1億円以上
という巨額の賠償額を命じたことで注目を浴び、マスコミでも大きく取
り上げられました。
 これを機に、過労自殺については会社の責任を認める同様の判決が相次
ぎ、その流れが定着。しかもA社に対する2審の判決では、うつ病の発症
には本人の性格が関係していることや、男性従業員と家族側にも過失があ
るとして過失相殺を適用して損害賠償額の減額を行なっていたが、’00年
3月の最高裁判所判決では、過失相殺の適用を誤りとする厳しい判決を下
したのである。これにより過労自殺の裁判では、「本人が勝手に残業した」
「健康管理は自己責任」という企業側の良い分はほぼ通用しなくなったと
みられています。


posted by マイケル・J・ウリ坊(ウチヌノ) at 08:06 | 宮崎 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 労働法
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