2008年11月06日

諫(かん)という詞(ことば)、はや私なり。諫はなきものなり

「諫(かん)という詞(ことば)、はや私なり。諫はなきものなり」

 諌言(かんげん)、つまり目上の人の非を説いていさめる行為に
私心があってはならない。私心があっては諫言と言わない。
それだけでなく葉隠の作者は、諫(かん)、つまり、いさめるという
言葉そのものがすでに私心から生まれているとまでいう。

 織田信長が歴史の表舞台に登場する前、「うつけ」(阿呆)ぶりに
手をやいたお傅役(もりやく)の平手政秀は、諫言を残して割腹自殺
した。これなどは諫死(かんし)の代表的な例であり、後の信長に大
きな影響を与えたとされる。

 だが、「葉隠」流の解釈によれば、政秀の行為も私心ということに相
成るのか。

 有能な腹心は、面と向かって反論せずとも上司の意見を変えさせる。
しかもそれは、上司が腹心の態度に気づいて意見を変えるのではなく、
自ら進んで別の意見にバージョンアップする、といった方が正しい。
タグ:諌言
posted by マイケル・J・ウリ坊(ウチヌノ) at 01:42 | 宮崎 | Comment(1) | TrackBack(0) | モチベーションアップ
この記事へのコメント
こんばんは遊びにきました。
いつ見ても良いブログですよね。
やっぱブログって時間かかって更新とか面倒臭い時もあるけど楽しいですよね^^
私は楽しんでやってます。
もし、良かったら私のブログも見てくださいね。
また遊びにきますね。
ではでは今後とも宜しくお願いします。
Posted by モバゲー男 at 2008年11月06日 12:35
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