2008年11月27日

溶け合うモザイク〜社内運動会の復活

溶け合うモザイク〜社内運動会の復活

 非正規社員の増加や成果主義の導入でモザイク化する職場。一体感
をどう取り戻すか。電子分品王手のアルプス電気は2006年、社内
運動会を14年ぶりに復活した。ベテランと若手、国内と海外、正規
と非正規、本社とグループ会社。モザイクのピースが溶けあい、童心
に帰ってイベントを盛り上げた。

 「かんばれー」「もう少し」「キャー」ー2007年10月20日
、宮城県利府町の総合体育館ホットハウススーパーアリーナに歓声が
響いた。オレンジやピンク、紫などのTシャツを着た男女が、リレー
や玉入れ、応援合戦に熱中した。

 参加したのはアルプス電気グループの十歳代から六十歳代の社員
3、200人。海外事業所からも300人が駆けつけ、8つのチーム
に分かれて真剣勝負を繰り広げた。片岡社長が「殿様」に扮装し笑い
を誘う場面もあった。

 アルプス電気の社内運動会はバブル崩壊後、経費削減の一環として
92年を最後に中断されていた。しかし「グループの一体感を感じら
れるイベントを再会してほしい」という労使双方の声を受けて06年
に復活、07年にも開催された。今後は2年に1度、開催地を変えて
開くことにしている。

 社内運動会「アルプスワールド」の費用は全額会社持ちで、運営
はイベント会社などを使わず社員の手作り。車載電装事業部、コンポ
ーネント事業部などの5事業部と本社部門、海外、グループ企業の
アルパインの8チーム対抗で競技する。

 派遣社員や請負会社の社員など、非正規社員が参加するのもアル
プスワールドの特徴だ。アルプスでは90年代半ばから非正規社員
の活用が本格化し、現在は総人員の3割を占める。

 だが請負社員は「偽装請負」の疑いがかかるため、正社員は現場
で直接指揮できない。派遣社員は人の入れ替えが激しくノウハウ蓄積
が難しいなど、この数年は様々な問題が顕在化してきた。

 勤務時間外になる運動会やその練習なら、正規、非正規を区別する
必要がない。07年の優勝チーム、車載電装事業部「車事ブロック」
の選手団長は「派遣で面識のない人、普段なら口をきく機会がない人
ともコミュニケーションをとれ、職場であいさつを交わすようになっ
た」と言う。

 事務局や各事業部は大会当日に向け、1年前から準備を進めた。
リレーで休日や勤務時間終了後に重ねた練習は50回以上、夏以降
は週に2、3回の練習も珍しくなかった。

 「本社ブロック」で応援団に参加した社員は「当初、毎種の練習は
面倒だと思っていた。でも顔を合わせるとたびに結束が深まり、本番
までに『仲間』になっていた」と話す。営業部の1人は「みんなで1
つになる喜びをアルプスワールドを通じて思い出せた」と言う。

 非正規社員が会社への帰属意識を高めたたのは確かだ。「日に日に
1体感が増すのを感じた」と語る。

 14年前と違って、若手社員が減り、海外拠点で働く社員や非正規
社員が増えた。「グローバルに企業文化を共有し、大会当日だけでな
く準備のプロセスを通じて帰属意識を高めることができれば会社にと
ってもメリットは大きい」と人事総務部長は言う。

 09年のアルプスワールドは福島県いわき地区で開催される。06
年、07年は屋内だったが、「雨の苦労も大事だね」という社長の
一言で、次回は屋外開催になりそうだ。




【引用:日本経済新聞】


サブプライムによる世界的な不景気にあってもなんとかこの運動会を
アルプス電気には開催して欲しいと本気で思う。
posted by マイケル・J・ウリ坊(ウチヌノ) at 01:02 | 宮崎 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | モチベーションアップ
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